靴の価値基準は

靴づくりの難しさを知れば知るほど高くなる。
こんにちは!

井手口です。

私の毎日の足元は、&Steadyスニーカー。

自分がデザインしたアシタスタイルモデルを履いています。

ふらり立ち寄ったアパレルショップでも、必ず声をかけていただけるスニーカー。

「カッコいいですね!」

「どこのブランドですか?」

先月は出張先、新神戸駅へ向かうタクシーの中での会話でも。

仕事が終わりこれから東京へ帰ると話したら

「お客さん、何かの先生ですか?」

「足と靴のセミナーやってます」

「へぇ~!先生はどんな靴を履いていらっしゃるの?」

「ウチで販売しているスニーカーですよ。時間に余裕があれば、新神戸駅まで歩きたいくらいです(笑)」

運転手さん、信号待ちで、後ろを振り返りながら私の足元を覗き込みます。

「カッコいいですねぇ、因みに、なんぼですか?」

「こちらは税込で3万円ですね。」

「えっ?!スニーカーで?!いいお値段してますねー!自分なんか、ちゃんとしたところに履いていくような革靴でも1万円出せばいい方で…」

云々…。

はい。だいたいこのようなパターンの会話になるんです。

返ってくる答えは

どなた様も、ほぼ、同じ。

以下、私の心の声です。

——————
えぇ。

タクシー運転している時なら

さほど靴の影響はありませんから。

だって、座っているんだもの。

立ってはいないでしょう?

歩かないでしょう?

右足は、アクセルとブレーキを交互に踏むため。

左足は、それを支えるため。

その代わり、身体を支えているのは骨盤です。

骨盤は、座位によって歪むのだから、腰痛が出るのは当たり前なんですよ。

この3万のスニーカーの価値を、どれくらいご理解いただけるでしょうか?

靴を作るためには、まず木型をおこすことが必要です。

木型は、靴を作る際に、足の代わりになるものです。

木型が決定するまでには大変な時間を要します。

木型があがってはサンプルを作り、試着をしては、調整を加え、修正した木型でまたサンプルを作り、また調整し、何度も何度も試作を繰り返すこと。

モニターテストを行って

基本の木型が決まったら

サイズに応じて、すべてのサイズの木型をおこす必要があること。

一サイズたったひとつの木型では、同じサイズの靴が製作できないために、幾つもの木型が必要になること。

特に小さいサイズや、大きいサイズは、基本木型の設計から外れるために、特注でおこす必要があること。

靴のひとつひとつを、職人さんが丁寧に手作りしている靴であること。

立体的に靴にするには、スーツを作るのと同じようなパターンです。

足の形に合わせて、立体的にするためには、幾つものパターンの型紙が必要なこと。

革を裁断する作業がどれほどの労力か、分かりますか?

革を針と糸で縫う作業が、どれほど大変か、分かりますか?

多くのパターンには手作業だと効率が悪いために、抜き型が必要になること、イメージできますか?

作業中はずっと、革に傷を付けないように、神経を配っていること、ご存知ですか?

靴づくりの手間や、その価値に対して挙げればきりがありません。

やはり、価値基準の高さは木型でしょう。

多く出回っている手頃な靴、安価で手に入れられる量産品は、足をただ収めるだけの入れ物でしかありません。

大きめに設定していれば、その木型で作った靴には、足が収まりますから、どんな型であっても、靴としての格好は、何とか成り立つわけです。

しかし、そのような靴は、靴の中での足の動き(ウインドラス機構、トラス機構)を加味しておりません。

「足に合う靴が作れればノーベル賞ものだ」なんて、言われているのも頷けます。

形が変わりやすい足を靴に納めることが、どれくらい難しいかを容易く想像できる方法は
足と同様に、手を収めるイメージを持たれればいいかも知れませんね。

手も、足も、元々は、同様の働きを担っていた器官です。

足の動きは、手と同じくらい、それほどに多様で複雑です。

ただ履くだけで足を整える「&Steadyスニーカー」。

靴づくりの難しさを、知れば知るほど、3万円で購入できる革のスニーカーは、むしろ、安価です。

歩くために使う靴だからこそ。

スニーカーには高い基準の価値を見出だしたい。

私は、そう考えています。

 

優れた構造、機能性の高さなど、まだまだ書ききれないほどの&Steadyスニーカーですが

これほどの価値を詰め込んだ3万円のスニーカーが高いと言われれば、それは

3万円の価値を見出だせない方のご意見ですから、そちらには耳は貸せません。

それが証拠に
価値をご理解いただけている方は、更なる価値を見出だされますし、

ずっと継続購入なさり、他のスニーカーは、履けなくなるから。

私自身も、そうです。

どんなに工夫して靴紐を締めても
インソールを用いても

支えるのは、靴本体の「面」です。

過去に出会ったどのスニーカーよりも構造の優れたスニーカー。

数足を同時に購入し

代わりばんこに履き回し

履き潰しては買い換えて。

3ヶ月も履けば、ソールが削れてきます。

私が選び、私が履く靴が

来る日も、来る日も

私の身体を支えてくれています。

もはや、私たちは、裸足では外を歩きません。
それを考えると靴にお金をかけなくて、何にお金をかけますか?

足元からバランスを崩し

身体が不調を来して

それによって、何かの治療や、ダイエット法などに

どれだけお金を費やしていますか?

 

足が収まりさえすればよい

大きめのゆるい靴は簡単に作れます。

安価に、しかも、大量生産できます。
靴の中に、足が入れば良いのですから。

その大きめのゆるい靴こそが

健康を損なう原因になっていることに、あなたが未だ気がついていないからに、他なりません。

安価な商品には理由があります。

高価な商品にも理由があります。

私は、靴にはお金をかけたい。足の崩れが身体を壊すことを知ってしまったから。

11歳で、医師より外反母趾を診断された私の足の痛みの原因を作ったのは

小学校で与えられた

バレエシューズと呼ばれていたあの上履きだと確信をしています。

思いだせば、10歳頃から、肩こりと便秘の自覚がありました。

外反母趾を診断される以前から、私の身体はすでに支障を来し、悲鳴をあげていたのです。

靴の価値は、

こうして靴づくりの難しさを知れば知るほど高くなっていきます。

この度、靴ブランドを立ち上げましたしね。

だから、なおさら

日本での靴の価値基準を高めたいです。

志高く、日々の研鑽を続けて参ります。

手間隙かけて作られた構造の優れたスニーカーが、「え?!これで3万円!安いですね♪」

そんな当たり前の世界を創りたいです。

9/2,3にお披露目する Femmushブーツのサンプルがあがってきていますよ~(^-^)/

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